校正ってなに?
- K.S
- 2020年4月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年7月29日
「校正をお出ししますか?」
「校正をお持ちしました。」
「校正してください。」
「校正は何枚お持ちしますか?」
校正という言葉にはいろいろと意味があるなーと印刷会社に入った時、ふと想ったことがあり、改めて私なり校正の意味をまとめてみました。
そもそも校正とは 印刷物の文字、内容、体制、色などを本刷りの前に確認作業をして、誤りがあった場合、正すことを意味します。ちがう言い方で校合(きょうごう)という人もいるらしいです。
〇なぜ校正をするの?
誤植、または刷直しを防ぐために校正をします。
本刷りの前に何回も校正をして修正がないことを確認して本刷りをします。この作業をいい加減にやってしまうと本刷り後に誤植が見つかることあり、刷直しとなります。
〇校閲との違い
・校正は文字、体裁、色などの誤りを正すこと。
校閲とは文章の内容自体に誤りがないかを確認すること。
たとえば、歴史上の人物についての本があるとしたら、校閲では文章中の生まれた年があっているか、実際起こった出来事の年があっているか、実際起こった出来事の場所があっているかを確認する。
〇校正を怠ると印刷会社は儲からない
刷直しが起こると利益が減り、当然印刷会社は儲かりません。部数が多ければ多いほど、その額は大きく、誤植が見つかった時点、慌てたり、鬱になった方はたくさんいると思います。(そんな経験がある方、ぜひメールください。)
〇校正に向いている人
マイペースな人、集中力が高い人、視力がいい人、同じ作業をしてもあきない人、
が向いていると思います。あくまでも個人の見解です。
〇プロの校正者
大きな出版社、新聞社では校正をする部署があり、日々校正だけを行っています。それだけ校正が大事かがわかります。
弊社みたいな小さい会社では営業だったり、パートの経理の方、DTPオペレータだったり、専門に行う人は当然いません。専門の部署があることが羨ましいです。
〇校正で発見する良くある間違い
・日付の違い 曜日の違い
年が明けたにもかからず前年の年を入力してしまった。当然、1月に多い。
原稿どおり入力したにもかからず、原稿の日付と曜日が間違っていてそのまま入力。校正の時にカレンダーで確認したら間違っていた。
・電話番号の下二桁が逆であった。1137を1173と入力。本当によくある。油断すると見逃してしまう。
・前回データに上書きして製作する時、前回のデータが残っていた。
・テキスト原稿のコピーミス。
ワードやエクセルをお客様から支給され、文字のみをコピーする時に、違う文章をコピーしてしまう。
あと、良くある間違いがあったらメールください。
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