当社では毎年、公立の小中学校から学校要覧の印刷のお仕事を頂いております。
この学校要覧について調べてみました。
○そもそも学校要覧の要覧って何?
字の意味は「要」かなめ となるものを「覧」ながめる よく見る という意味です。
意味は、「資料などをまとめて、事柄の大要を知らせる文書」「統計図表などを用い、要点をまとめて、見やすくした文書」と記載されています。
○要覧って便利かも?
要覧という言葉自体、きっと昔から使われていた言葉の様です。ですが、いまの会社に入るまで全く聞いたことのない言葉でした。最初に聞いた時すごく古臭い言葉と思いましたが、きっと昔は便利の言葉として流行してつかわれていたと思います。
かなめ(要) となるものを ながめる(覧) で 要 覧ですよ。都合のいい言葉をあわして一つの単語にしたようで、頭のいい人が言葉遊びで作っちゃった言葉のよう。
(すべて個人的意見です)
○要覧から変わった言葉
要覧の意味に「資料などをまとめて、事柄の大要を知らせる文書」とある。これってレポートですよね。
要となるものをながめる、と言う意味ではパンフレットも要覧ですよね。
学校案内、会社案内も学校要覧、会社要覧と一緒です。
○要覧の種類
会社要覧、教育要覧、市勢要覧、学校要覧、統計要覧、財政要覧、履修要覧、ゼミナール要覧、要覧の言葉自体、なじみのない言葉だと思っていたが、結構多く使われていました。主に一般企業ではなく 役所 学校 で多く使われているようです。
○学校要覧に掲載する内容
教育目標、経営理念、教育計画、所在地、校歌、沿革、週時程表、年間行事、職員一覧、特色ある教育活動、施設
○学校要覧を作成する意味
学校の基本情報、教育方針、教育活動、生徒数、職員一覧 等を記録するために作成している。
都や県で作成することを義務化していて、学校や教育委員会に保存している。
学校の内容を知ってもらうために保護者、近隣住民、区内または市内の学校に配布する学校もある。
○学校案内との違い
要となるものをながめる と言う意味では学校案内と学校要覧は一緒だと思います。最大の違いは新しい言葉と古い言葉の違いだと思います。
学校要覧、会社要覧、旅館要覧、って聞いたら、硬いイメージ、すごく古いものとか、老舗っぽい、統計学が入ったグラフでてきそう、とか難しいイメージっぽくないですか?(私はすきだけど)
逆に学校案内、会社案内、旅館案内(こんな言葉は聞いたことないです。旅館やホテルのパンフレットを想像してください)と聞くと要覧と比べてすこしは硬いイメージはとれると思います。
私立中学、高校の学校案内を見ると見た目に力を注いでいる学校がほとんどです。これから夢と希望を抱いて入学したい子どもに少しでも明るい未来をイメージをしてもらうためだと思います。硬いイメージ、古くさいイメージを変えるために学校要覧から学校案内にある時期から変わったと思います。
○学校要覧の種類
・冊子タイプ 何ページにもわたって多くの内容を掲載したい場合、適している。
・観音折りタイプ 広げた時一度に4ページ分を見てもらえる。
8ページ分掲載できる。(表面4ページ、裏面4ページ)
・巻き三つ折りタイプ 広げた時に一度に3ページ分を見てもらえる。
6ページ分掲載できる。(表面3ページ、裏面3ページ)
・二つ折りタイプ 広げた時一度に2ページ分を見てもらえる。
4ページ分掲載できる。(表面2ページ、裏面2ページ)
以上学校要覧の要覧でした。